腸チフスワクチン

Typhoid Vaccine

この菌は、特に南アジアは危険が高く、次いで東南アジア、またアフリカ、中央・南アメリカに滞在する場合も注意が必要です。この菌はヒトのみに感染する菌で、感染している人の便や尿に汚染された水や食物を摂取して感染します。ごく少量の菌でも感染がおこることもあります。感染後1-3週間後菌血症になり、高熱、全身倦怠感、皮疹が出ます。下痢はあまりみられません。

ワクチンについて
当院では注射用の腸チフスワクチンを採用しています。出張や旅行で海外の衛生環境が整っていない国や宿泊場所に滞在する機会がある人は、腸チフスのワクチン接種をおすすめします。ワクチンの有効性は50-80%でパラチフス菌やほかの食中毒菌には効果はありません。1回の予防接種で2-3年有効です。