基本的には歯石取りとブラッシングで治るケースが大半なのですがタバコを吸っている場合は煙草に含まれている物質が血の流れを悪くするので歯周病の発見が遅くなるうえに治りがタバコを吸わない人に比べて悪いです。
歯周病の程度が軽い場合には血が歯ブラシに付く程度の症状で済みますが放置していると、どんどん症状が進み重症化すると歯の周りの骨が失われてしまい歯がぐらつき始めるため、その時点で来院すると手遅れになってしまっていることがあり治療期間が長引いてしまいます。
また虫歯と違って痛みなどの症状が出ないため、ついつい足が遠のいてしまいがちになっているようですが最低半年に1回は定期健診に来院されることをおすすめします。
歯周病は近年、動脈硬化や糖尿病などの全身疾患との深いかかわりが指摘されるようになっています。重症化すると歯周病菌が増殖し、毛細血管に細菌が入りやすくなり血液の流れに乗って全身に回ります。動脈硬化、糖尿病だけでなく歯周病菌が原因で死亡するとも近年報告されています。