破傷風ワクチン・3種混合大人用(Tdap)

Tetanus, Tdap Vaccine

破傷風ワクチンは初回の場合は3回接種、大人になってからは10年毎に1回接種をお勧めします。乳幼児接種は、日本の4種混合ワクチンやシンガポールの5種混合ワクチン・6種混合ワクチンで行われます。大人用3種混合には破傷風、百日咳、ジフテリアが含まれており、破傷風ワクチンの代わりに選択されることもあります。
妊娠中に大人用3種混合(Tdap)接種が推奨されています。妊娠16~32週に1回接種することで、胎児に免疫が移行し、
出生後の乳児の罹患(特に百日咳)を防ぐことができます。新生児期に百日咳に罹患すると、咳発作による低酸素脳症による後遺症を残したり、死に至ることもあります。妊婦のいるご家族(祖父母など)にも大人用3種混合(Tdap)接種をお勧めします。