肺炎球菌ワクチン(13価・20価・23価)

pneumococcus vaccine

大人への肺炎球菌ワクチン接種は13価・20価・23価の3種類があります。肺炎球菌が原因になっておこる、細菌性髄膜炎、菌血症、肺炎の危険を下げることができます。日本では、13価ワクチン(PVC13) は乳幼児のワクチンとして使用されています。20価ワクチン(PVC20)はシンガポールで2023年に18歳以上の予防接種として認可を受けました。また、23価ワクチン(PPSV23)は日本で65歳以上の定期接種に指定されています。20価・23価ワクチンは当院では予約制ワクチンです。

18歳から49歳まで:心臓や肺の病気がある、基礎疾患のある方に20価のワクチン接種をお勧めします。

50歳以上:ご希望のある方に20価ワクチンが接種可能です。

65歳以上:肺炎球菌20価ワクチン接種を先にお勧めします。

Prevenar20(20価ワクチン)接種後に、PPSV23(23価ワクチン)を接種した場合、PPSV23の免疫効果が増強されます。

PPSV23をすでに接種している場合は、1年以上あけてPrevenar20の接種を行います。