A型肝炎ウイルスは感染者の便から排出され、このウイルスで汚染された水や食べ物の摂取で肝炎をおこします。ウイルスを持っている人が調理した食物に付着したり魚介類の生食や汚染された水から感染します。日本では感染するリスクは低いですが、東南アジアへの長期滞在時は予防接種をお勧めします。
B型肝炎ウイルスは肝障害を起こすウイルス感染症で、感染者の血液や体液のウイルスから感染します。B型肝炎の感染は乳児期の集団保育で知らないうちに感染したり、ウイルスを持つパートナーとの性感染症でおこることがあります。多くの国はB型肝炎ワクチンを定期予防接種と位置づけています。大人で未接種の方は予防接種をお勧めします。
A型肝炎・B型肝炎を日本の国内産ワクチン接種開始された場合、継続接種も可能です。
A型肝炎・B型肝炎の感染既往や予防接種の免疫の有無は、血液検査で確認することができます。
A型肝炎・B型肝炎の混合ワクチンもあります。