麻疹(はしか)について (2026年4月)

麻疹(はしか)について

世界的に2024年以降各地で麻疹の流行が報告されています。

麻疹とは、麻疹ウイルスによる全身の感染症で、主に空気感染によってうつり非常に感染力が高いと言われています。症状は、発熱、発疹、咳、鼻水、くしゃみ、目の充血などで、重症化すると肺炎や脳炎を引き起こし命に関わる可能性があります。

潜伏期間は10‐12日間と長いです。

回復後、数年から数十年後に神経疾患を起こす可能性があります。

治療法はなく、対症療法を行います。

予防接種が効果的で、接種の2週間後から効果を表し、97‐99%の人が麻疹から守られます。また回復後に発症する神経疾患を予防する効果がワクチンにあるともいわれています。

シンガポールでは麻疹とジフテリアの予防接種は義務となっているため、麻疹の予防接種率はとても高く維持されており、2018年に麻疹排除国として認証されていますが、輸入例による発症報告がしばしばみられます。
日本では1歳と5歳で麻疹・風疹ワクチンの定期接種が行われています。

シンガポールではMMRという麻疹・風疹・おたふくかぜの3種混合ワクチンを、最低4週間あけて2回打つことが勧められています(小児は3カ月以上空けることが望ましい)。
6か月から11カ月齢の乳児が麻疹流行地域に行く場合は、予防接種を打つことが可能ですが、12か月齢以降に改めて2回打つことが必要です。

ご希望の方は、各クリニックにお問い合わせください。

参考文献
https://id-info.jihs.go.jp/infectious-diseases/measles/index.html
https://www.hosp.med.osaka-u.ac.jp/departments/files/vaccine/mmr.pdf
https://www.nhs.uk/vaccinations/mmr-vaccine/
https://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/00001185.htm#:~:text=Because%20of%20the%20lag%20time,of%2…
https://www.cdc.gov/measles/vaccines/index.html