答えは「はい」でもあるし「いいえ」でもあります。
医療従事者から見た「軽くて済む」は、「死に至らない・入院したり後遺症を残したりしない」なので、インフルエンザワクチンはそういった重症化を防ぐのに有効なワクチンだと言えます。
「軽くて済む」を期待して打ったワクチンなのに、インフルエンザにかかり高熱が数日続いて大変な思いをしたという方にとっては、ワクチンを打っても結局かかった時の辛さは変わらないという感想をお持ちの方もいると思いますが、ワクチンによって熱や体の痛みなどの症状がすごく軽くなるわけではありません。
発症防止に対するワクチンの有効性は60%(6歳未満を対象とした研究)と言われています。
日本では65歳以上の方、60歳以上で基礎疾患などがあり重症化リスクの高い方に接種が推奨されています。
シンガポールでは、それに加え6か月から5歳以下の子ども、全年齢で重症化リスクが高い人の接種が推奨されています。